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八ケ岳南麓の開発について 2.

「あんな山の中にまで人が住むようになるとは思わなかった」と、県の緑化施策検討会議の席上でおっしゃった方がいた。ここ八ケ岳南麓の話である。
登山が好き、山のある風景が好き、自然のそばに住みたいーー様々な理由で都市住民が押し寄せるようになって以来、優に10年を越す歳月が経過した。私もその一人だ。標高870m程度のところに住んでいる。かつての面影は無くなったにせよ、この辺りでもまだ可憐な野草を見つけることができる。しかし、昨日のようにさらに標高の高い地域に出かけると、危惧の念が湧くようになってきた。自然条件が厳しくなるのが目に見えて判ること、以前より人家が接近しつつあること、立派過ぎる道路がどんどん造られて、「山登りなんてかんた〜ん」にできてしまうことがその理由だ。

山には持込んではいけない、持ち出してはいけないものがある。そこは貴重な植物や生き物のぎりぎりの生活圏なのだ。訪れる時は、「なんでも自分の思い通りにしたい」という人間のワガママは忘れて、日頃怠りがちな「命への敬意」を十二分に払うようにしたい。
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by mukai-message | 2005-06-12 08:08 | ○ほくと景観まちづくり
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