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土曜エッセー 駅前商店街が好き

 東京は城南地区、東急沿線で育ったせいか「まち」と聞くと「街」という字がすぐ思い浮かぶ。街角、街灯、街路樹、街頭光景そして駅前商店街。それらには自然と親しみを感じてしまう。こぢんまりとした駅からずっと個人商店が建ち並び、しばらく歩くと住宅街に入る。そんな街に長いこと住んでいた。
 思いつくだけでも、八百屋、豆腐屋、魚屋、肉屋、総菜屋、乾物屋、パン屋、菓子店、酒屋、お茶屋、寿司屋、蕎麦屋、大衆食堂、居酒屋、本屋、古本屋、化粧品店、洋品店、靴屋、花屋、床屋、美容院、薬局、文房具屋、眼鏡屋、金物屋、お医者さん……。暮しに必要な物ごとは大抵商店街で用が足せ、お店の人は地域の子ども達の顔を知っており、お店の子が幼稚園や小学校で一緒だったりした。
 今から何年も前のこと、小学校卒業30周年記念の同期会に出た時、あの子達の多くが店を継いで今も同じ商店街に暮していると知って、ふと目頭が熱くなってしまった。ーー店の奥から、路地裏から、庭木戸から、大勢の子ども達が歓声を上げて飛び出して来るあの瞬間が蘇えったのだ。



c0041095_15372124.jpgc0041095_15373060.jpg移り住んだ長坂町に駅前商店街を見つけた時はうれしかった。「伝えたい残したい長坂の話」(平成15.3.1長坂町教育委員会編集・長坂町役場発行)に大正7年の長坂開駅と商店街の発達のことが書かれている。今ではかつての賑わいは見られないが、地域の商店街らしさを創りたいと頑張っている人々がいる。 

c0041095_15544946.jpg「ながさか楽市」は毎月第2・第4土曜日8時から正午まで開かれるフリー・マーケット。今朝、図書館に出かけた折に立ち寄ってみた。朝飯代わりによさそうな鯛焼もあった! 古本はなんと無料提供だ。「アロエのじょうずな使い方」と「G・グリーン選集 第三の男」をもらってホクホク。写真左のプルーンはバケツ付きで¥400だった。長坂産なので地産地消、一日一善。

                    〜「土曜エッセー」の掲載は不定期です 〜
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by mukai-message | 2005-09-10 16:20 | ▷ほくと景観まちづくり
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