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1月20日 北杜市地域委員会市政報告会

市長の「平成17年度第4回北杜市議会定例会所信表明要旨」に続いて「市政報告」が行われた。それらについては、下欄にまとめてあります。

質疑応答より 
1月20日 北杜市地域委員会市政報告会_c0041095_12531574.jpg市長所信表明の後で質疑応答となった。今回は3名の委員から要望や意見が出された。その中で須玉町の会長から出された要望をここで紹介したい。日頃から他の委員や周囲の声に耳を傾けている実直な方らしい建設的な内容である。
 (1) 市長は、各町ごとに区長、班長、住民などとの対話集会を開催してほしい。
 (2) 各地域委員会の横の連携が必要ではないか。市政報告会のような機会だけでは時間がない。会長会を作るのはどうか。

市長からこの二点に対し、「できるだけ現場主義で各地に赴きたい」および「小渕沢町を含めて8つの町の連携についても検討したい」という回答があった。さらに市長は「平成19年度の事業のあり方も調整したり、もっと精査をする必要がある」とも述べた。

*~* 個人情報の保護のためかどうか知らないが、地域委員会には連絡先が記された名簿が存在しないので、委員は各自孤立しがちな立場に置かれている。「横の連携の必要性」については、委員会の発足当初から囁かれていたと記憶している。それが無いまま推移した結果、長坂委員会だけでなく「内向き・車座風」の風通しの良くない委員会が他にも存在しているのではないだろうか。
会長会についても、会長同士が意見交換しあうことでより広い視野を獲得し、委員会運営のノウハウを研究しあうことも必要だろう。
市長は須玉の会長のこれらの指摘を高く評価していたが、出席していた多くの委員も共感したはずだ。あのような人物に会長会の会長(!)を務めてほしいものだ。





下記は、就任して丸1年、「7つの杜づくり」を政策の柱に掲げ市政に取組んできた北杜市長白倉政司氏の所信表明要旨をさらにまとめたもの。

◇行政改革
推進委員会で「財政の健全化」について議論中。多くの類似した公の施設は、「施設の現状や利用状況、設置目的など総合的に勘案し、議会及び市民の御理解をいただく中で積極的に取組む考え」である。指定管理者制度については、4月から105施設を移行させるよう目指している。3月には「行政改革大綱」と「行財政改革アクションプラン」を策定する。

◇特別職、教育長及び管理職の給料等の削減について
「本年1月から平成20年3月までの間、市長、助役、収入役及び教育長の給料を5%、また、管理職に支給している管理職手当を10%削減する」こととした。

◇小淵沢町との合併
まだ課題は残されているが、「合併に伴う公共施設のサイン変更、北杜市と小淵沢町の防災無線の接続など住民サービスに支障の無いよう進める所存」だ。

◇峡北地区最終処分場
12月1日に提出した要望書に対し、県知事から「誠心誠意、可能な限り対応したい」との返答があった。「市といたしましては。引き続き、安心・安全な施設の建設に向けて事業を注視し、県や環境整備事業団に進言して参りたい」。また梅の木遺跡に関連して、処分場の設計変更がコンサルに委託された。

◇アスベスト対策
疑いのある27の公共施設を検体調査したところ、6施設から検出が確認された。そのうち3箇所(白州宮の上住宅・高根北小学校・高根東ふれあい教室)は早急に対応し、その他についても安全管理を行いながら、対策を順次講じていく。

◇国際交流(報告)
・米国ケンタッキー州マディソン郡の代表団とベリア大学の音楽グループ
・韓国抱川市代表団

◇介護保険
現在、平成18年度から20年度までの第3期介護保険事業計画の策定とともに、介護保険料の算定を行っている。北杜市では現在の2,455円が3,200円ぐらいになると見込んでいる。

・介護認定審査会
韮崎市と協議のうえ、新年度から両市がそれぞれ介護認定審査会事務を行うことになった。

・国民健康保険特別会計
全国的に国保税収は伸びておらず、北杜市の国保会計も財政的に逼迫した状況にある。「今後の医療費の動向や。景気動向にもよりますが、小淵沢町を含め現状においては、必要な国保税収が見込めないため、新年度は基金を取り崩した上で、なおかつ国保税率を引き揚げざるを得ない状況であります」

・企業誘致
神奈川県相模原市に本社を置く株式会社「大浩電子」の半導体製造装置を製造する工場を、条例に基づき、企業誘致審査会で審査のうえ北杜市誘致工場に指定した。

・教育の振興
大泉金田一春彦記念図書館が10月29日にリニューアルオープン。

・水田農業構造改革
昨年県の配慮により生産数量の増加配分がされ、また水田農業推進協議会での審議により、水稲作付け推進地域として明野町・白州町・武川町を、転作作物の産地づくり推進地域として須玉町・高根町・大泉町・長坂町を指定した。「この結果、水田作付け面積は北杜市全体で約1.677haで、前年比57の増加となり、町村合併の効果が十分発揮できました」
また18年度には、森林整備計画を立てたい。田畑や山林の荒廃は即ふるさとの荒廃になる。里山整備については間伐を行い、100年、200年先に頼む気持ちで圃場整備の例にならい負担金等の施策を講じていきたい。

・昨年実施された「秋祭りイベント」
「市外からも大勢の皆さんが訪れ北杜市の味と魅力を十分担当していただけたものと思っております。祭りを企画、運営してくださった各地域委員会ならびに各実行委員会の皆さんに感謝を申し上げたい」

= 市政報告 =
平成17年第4回北杜市議会定例会
会期 12月8日〜19日 12日間
提出案件 条例案件185件(内小渕沢町との合併に係わるものを含めて126件。指定管理に係わるもの44件、一部事務組合の規約変更に伴う協議案件5件。その他10案件) 補正予算案件15件  人事案件5件、 計205件

〜 各案件の詳細は広報ほくとに掲載されますので、ここでは省略します 〜
by mukai-message | 2006-01-21 12:47 | ▷北杜市 2005-06
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