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道から自然景観を考える シーニックバイウェイとエコロード 3. 

(写真はクリックすると拡大します)   
実は「エコロード」 は、北杜市が北巨摩郡だった頃、8年前に発足した市民グループ 緑のネットワーク21 の所蔵資料である。以下、本をゲットするまでのプロローグをひとくさり。  

緑といえば環境。活動の主なテーマは、自動車道路建設の推進ではなく、むしろ「歩けるまちづくり」なんてご大層なことでもなく、歩いて自然環境を観察することだった。とは言っても、みな常日頃からクルマで移動することが多いのが現実だ。4年ほど前、そんなことを話し合ううちに、誰かが「じゃ、みんなで歩いてみようよ」と言い出した。各自が親しんでいる身近な生活道路や散歩道、つまり地域の小径をみんなで歩こう、自然観察だけでなく農村の暮しについて知り、ついでにゴミ拾いも、という企画が持ち上がったのだ。

まずは長坂町からスタート。小径さがしの第1回目は5月のよく晴れた日だった。松ぼっくりハウス(写真)を目標に歩いたのだが、あの日のことは今でもよく話題になる。歩き始めてすぐ、反対側から来た野球帽のおじさんが挨拶した途端にこう言ったのだ。「なにしてるだよ、へぇー、ただ歩いてるって? 昼間っからいいご身分だね」「え、いいご身分?」とぽかん (?_?) としていると、地元生れの一人が可笑しそうに言った。「ふつうは用事もなしにただ歩くなんてことしないのよね」

[教訓] リュック背負って喜々として歩いている人を見かければ、それは別荘人か観光客。農村では朝から暗くなるまでせっせと働くことが美徳であり、ふらふら歩くなんて暇人(か怪しい者?)のすることである! (ただし、その後、"元気老人めざしてウォーキングのすすめ" とか行政が言い出してからは少々変わってきているようだが。)
それだけではない。公共交通が少ない地方では、どうしても自動車に頼りがちになる。そしてそれはクセになる。今では東京に出かける度に、都会にいる方がはるかに歩く量が多いと感じるほどだ。目に入らないから気づかないが、地域の寝たきり老人の数は想像以上に多いという。犬でも飼わない限りあまり歩かなくなってしまうーーそれが田舎暮らしの落とし穴(?)かもしれない。

あの日、道ばたで予期せぬ文化ショックを受けはしたものの、それをバネとして私たちはがんばって一年間歩くことを堅く心に誓った。そこにはかすかな期待もあったのだ。何処に行っても歩いている人がこんなに少ないんだから、知られざるイイコトだってあるんじゃないの、と。

さて、思い出話が長くなってしまいました。肝心の「エコロード」については、また明日ということにいたします。それでは、ご機嫌よう! (^^)/
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by mukai-message | 2006-02-07 17:47 | ○ほくと景観まちづくり
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