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道から自然景観を考える シーニックバイウェイとエコロード 4. 

(写真はクリックすると拡大します)

◇ 市 民 活 動 の 光 と 影 ◇

射した光  地域についてのおしゃべりから生まれたひょうたんから駒の企画だった。夢なのか企画なのか定かではないうちに、大胆なアイディアが次々と生れて行く。「あちこち撮影するなら、一年後に結果を発表してはどうだろう」となり、それが「写真展は人手が要るから大変。デジタルは?」「冬場は編集会議、出来上がりはDVDにまとめ、どこかで映像を流してもらえば手はかからない」「カンペキ!」と、前途に怖いモノ無し? いや、一つだけビッグな奴が控えていた。先立つものである。根は貧乏グループなので、困った、困ったの薄暗がり状態だったが、ある日かすかな光が差し込んだ。ある民間団体の助成金をトライしちゃえ!ーーそして、審査の結果は吉と出た! そうとなれば悲観的だった仲間も奮い立つ。そして、あの晴天の5月22日がやって来たのである。

光で可能になったこと  助成金30万円の使途は、編集ソフト、著作権フリー音楽CD、DVDジャケット・リーフレット印刷代、数冊の書籍、PC消耗品、雑費など。そう、この高価な書籍「エコロード」は、有難い資料の一冊だったのだ。(他には「道の環境学」技法堂出版、「里山の環境学」東京大学出版界、「植物版レッドデータブック」環境庁編 など。)

勇気りんりんと輝いて  たとえ小さな市民グループでも、意欲的な企画があればサポートしてもらえる。そう知ったことが何よりも喜ばしく、もう一歩前へと踏み出す勇気を与えてくれた。

さて、写真のDVDのタイトルは「八ヶ岳南麓 緑の小径しらべ」ーージャケットも手づくりである。解説では、" 北巨摩フットパスを探して " とちょっと気取っていて、当時の高揚した気持ちがにじみ出ているようだ。この一枚が語り尽くせぬ苦労の末に出来上がったのは、予定よりかなり遅れて4月の中旬以降だった。

そこに落ちた影  最後のハードルは、「どこか映像を流してくれる場所」が無かったことだ。渡る世間は鬼だらけ! なんとスクリーン、プロジェクター、プレーヤーが揃っている施設がほとんど存在しなかったというお粗末……。後にあれほど(指定管理者制度にぞろぞろ出すほど)の施設が建設されながら、集会場・イベント会場については、中身カラッポのただの箱がいかに多いかを痛感した市民は、私たちが第一号ではないだろうか。
しかし、一箇所だけあったのだ \(^▽^)/ ーー長坂町の オオムラサキセンター である。そのご好意で、一年に亘って発表の機会が持てたこと、また幸運にも、高根町CATVで放映もされたことを、今でも心から感謝しております。

まだ消えない影  終りよければすべて良し? いや、私たちの試みはまだ終わっていない。地域を見回せば、歩く人は相変わらず少ないし、地球温暖化防止がいかに叫ばれようと、地域での車利用を見直す動きなぞ聞かない。さらに、車にとっての利便性を最優先する道路づくりが横行する現実も変わってはいない。「シーニックバイウェイなんて、まじっすか?」と言いたくなるのは果たして私たちだけだろうか。

〜 シーニックバイウェイとエコロードを考える旅は、この先も続きます 〜



観光ルートではなく、歩きたくなる地域のいくつかを "小径さがし" という視点で紹介したもの。非売品です。また、緑のネットワーク21 ホームページ(ただ今改装中。近々完成します)の「ブロードバンド」→ 団体紹介 → 緑の小径 でも若干紹介しています。

このDVDは、長坂郷土資料館に一枚寄贈しましたので、そちらでご覧になれます。
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by mukai-message | 2006-02-09 17:44 | ○ほくと景観まちづくり
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