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県フラワーセンター再訪 幻の青いケシが消えた?

(昨年6月7日撮影・クリックすると拡大します)
   

このブログには「園芸種」の花があまり登場しない。その理由は二つ。八ヶ岳南麓には野生植物が豊富だからということと、"好み" の問題である。我が庭にあるのは、園芸種の草花も多いが、地味で野趣のあるものばかりだ。「雑草ばかり植えて」と眉をひそめる人もいるかもしれない。ま、こんな "好み" だから、色彩華やかな人工的造園を特徴とする山梨の「フラワーなんとか」施設には、たまに旧友に付合って出かけるくらいのものだ。

先日学校時代の仲間たちと県フラワーセンターを訪れた。実は昨年も同じ頃に訪れている。その折は薔薇マニアの仲間がいて、230mも続く「バラの回廊」のあちこちで歓声を上げて夢中になっていた。一行のお目当ては他にもあった。「幻」と聞くだけで興味津々のヒマラヤの青いケシである。

さて、今年もお目にかかれることを期待したのだが、身覚えのある場所には丈の高い雑多な植物が茂っているだけだった。見回せば標示もない。しかし、よ〜く見ると、ところどころにケシらしきものも生えている。「たしか、ここだった」「うーん、水辺もあったような」など言い交わしてうろうろしたのだが、あの "青" はついに見つからず終い。

念のため別の場所で係員らしき女性に聞いてみると、「経営者が変わりまして……」と言いながら上司を呼んでくれた。「温度が(高く)合わなかったため、なくなってしまいまして」と丁寧に説明を受けたものの、一同がっくりと肩を落とす。
ヒマラヤの青いケシは、真に「幻」となってしまった。
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今では指定管理者がこの施設を経営している。去年との違いといえば ーー「65歳以上は入場無料」の制度が無くなったこと、「ハイジの村」と名称が変わり、常にヨーデル音楽が流れていること、土産物ショップのスペースが広くなり、アルプスの少女ハイジ関連の種々の展示室ができたことだろうか。
ヒマラヤの青いケシ(ブルーポピー)の命運は、温度が上がる夏を越せるかどうかに掛るようだから、経営者が変わったことが問題ではないだろう。25度以下の環境でないと育たないので、東京では「冷房室」など、特別な設備が必要だそうだ。箱根湿生花園でも見られるというが、彼の地でのサバイバル状況はいかに。
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by mukai-message | 2006-06-10 12:27 | ○里山を守る・壊す
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