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大型公共工事を考える 明野から目をそらせないでほしい

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今日では誰もが日常的に「環境を大切に」と口にしますが、私が田舎暮しを始めた10余年前は、新規転入者のゴミは回収されず、ゴミの分別もされておらず、あちこちで野焼きが行われ、ダイオキシン問題が一般に知られていなかった頃です。川にはコンクリートブロックの護岸工事が横行し、人や自然に何ら配慮のない道路工事があちこちで進行中でした。そして多くの住民がお上のすることに口をつぐみ、口を開こうものなら奇異の目で見られるか、出る杭として打たれたものです。
しかし「環境」という言葉にはまだ新鮮な響きがあり、当時の北巨摩は市民活動の黎明期を迎えていたせいか、「環境汚染」反対!「自然破壊」反対!という環境グループの動きは議会の一般質問でも引用されるなど注目を集めたりもしました。環境に関心のある者にとって明野の最終処分場建設問題とは、学習会が開かれたり何度か署名運動に協力したこともあって、地理的には少々遠くとも気持の奥にいつも重く横たわっている事柄でした。
過去も今も日本中でダム、最終処分場、高速道路の建設等の超大型事業には、賛成派対反対派の対立へと地域を分断してきた苦く哀しい歴史があります。私たちの明野はそのごく身近な例です。
自分が、自分たち家族が、自分たちだったらどのように対処するのか ーー 困難な想定ではあっても、少なくとも目をそらしてはいけないと思います。八ヶ岳南麓地域には「中部横断自動車道建設計画」が控えています。明野の過去と今は、自分たちの明日かもしれません。

参考記事 山梨日々新聞2006年08月02日(水)
明野処分場 県が林地開発を許可 「利害関係者から同意得ている」と説明  (全文を下欄に引用)



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山梨日々新聞2006年08月02日(水)
明野処分場 県が林地開発を許可 「利害関係者から同意得ている」と説明

北杜市明野町浅尾への県の廃棄物最終処分場整備計画で、県は一日までに、事業主体の県環境整備事業団が変更申請していた処分場予定地の林地開発を許可した。予定地内で行う埋蔵文化財の発掘調査が面積一ヘクタールを超える見通しであるため、本体工事だけでなく文化財発掘にも開発許可が必要となっていた。発掘調査はこれまでに○・八ヘクタールまで進み、九月までに三ヘクタール程度の立木を伐採する予定。
 県や事業団によると、開発許可が出たのは事業面積一一・二ヘクタール(覆土置き場含む)のうち森林四・四ヘクタール。現計画の許可面積は五・三ヘクタールだった。
 県森林整備課は林地開発の変更許可について、「利害関係人の開発同意は得られている上、水害や土砂流出の恐れもない」と説明。予定地内を通る赤線(法定外公共物)を管理する北杜市からも「赤線の使用許可が得られる見込み」(県)としている。
 関係者によると、赤線使用については、二○○二年に浅尾区長(当時)から承諾が得られず、「区は判断できない」とする理由書の提出を受けている。北杜市道路河川課は「赤線の転用、使用許可については地権者や地元区長などの同意が必要」としながら、「承諾書がない場合は、理由書を代わりに充てる。(現計画で)県が使用許可を出した状況も考慮せざるを得ない」としている。
 処分場予定地の林地開発をめぐっては、県は五月に身延町の民間業者の申請について「地権者全員の同意が得られていない」として不許可としている。

<註>
赤線(法定外公共物)  法定外公共物(ほうていがいこうきょうぶつ)とは、法令で縛られていない公共物および国有地をさした。具体的には、小規模の河川や里道、海岸線付近の土地をいう。明治時代に、地租を課さない国有地として分類された。こうした土地の管理は大蔵省(現財務省)が担ってきたが、箇所数、面積など極めて膨大であり、地域の実態に任されてきたのが実情である。このため管理上、問題になる例も見られたことから、2005年4月1日までに全ての法定外公共物が地元自治体(市町村)に無償譲渡された。
青線  河川法などの法令で管理が規定されている一級河川、二級河川、準用河川以外の公共の用に供されている小河川や水路。公図に青い線で表示されたことから名付けられた。地籍調査が進んでいない地域の場合、土地の境界がはっきりしないため、周辺の地権者が埋め立てるなど無断転用している事例が多い。このため災害発生時などには、責任の所在がはっきりせず問題となることがある。 [出典 WIKIPEDIA]
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by mukai-message | 2006-08-04 13:06 | ○放 射 能 汚 染 | Comments(1)
Commented by 考える人 at 2006-08-05 05:33 x
風光明媚な八ケ岳南麓になぜ風景をこわす高速道路を巨額の費用をかけてつくらなければならないのか理解に苦しみます。赤字路線なのでしょう?国がやることにも県がやることにもおかしなことが多いですね。
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