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防災の日に思ったこと

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「地震の備え 帰宅難民の心づもりを」
これは、朝日新聞の9月1日付社説 である。防災の日にたまたま東京にいた私にとってはドッキリさせられる題名だった。平素できる限りの備えをしたところで、自分が住む地域で被災するとは限らない。「もし余所にいたら? 東京のような大都会にいたら?」——記事によると、勤め先で働いていたり、用事で一時滞在中に被災した場合、「自宅までの距離が20キロ以上あって歩いて帰るのが難しい『帰宅難民』は、1都3県で650万人にのぼる」のだそうだ。
この問題解決のために企業への助成や大学との協定を図っている区もあるそうだ(例 千代田区)が、多種多様の人々で溢れかえっている都会のビル街なぞでは、できることなら大地震に遭遇したくないものだ……。

新宿区でも「広報しんじゅく8・25」のトップ記事で、「自分の身の安全と、自分たちのまちは自分で守りましょう 新宿区総合防災訓練にご参加を」と呼びかけている。訓練会場は二つの小学校と一都立高校の三ヶ所で、「避難所運営管理訓練は、地元町会・自治会等(防災区民組織)の方を中心に、災害時に地域の救援拠点となる避難所を円滑に開設・運営できるようにするため、避難者受け付け・炊き出し・応急給水・仮設トイレ設置など、避難所運営に必要な訓練を行い」、また「8月〜12月初旬に、各避難所では、避難所運営管理協議会が中心になって地域防災訓練を実施し、年間を通じて防災区民組織が自主防災訓練を実施する」そうだ。(担当 危機管理事業推進係)

さて、そこで気になったのが林立するマンションなど集合住宅の防災対策のこと。私自身の経験から言うと、一戸建ての親の家に住んでいた頃は地区の町内会に属していたが、やがて独立して賃貸集合住宅に暮らした15年間というものは地域の組織とはほとんど無縁だった。働き盛りで多忙な毎日だったが、お隣から回覧板も回って来ず、町内の祭りの日程も知らされず、なんだかさっぱりしすぎて地域での生活感が薄かったことを覚えている。今振り返れば、いわば「都市部の新住民」状態にあったわけなのだ……。

「広報しんじゅく8・25」にはこうある。
マンションなど、集合住宅の防災・防犯対策についてご相談ください  大規模災害時には広域火災の発生や交通・通信の混乱が予想されるため、区や防災機関の活動とともに、区民・事業者の方の共助が必要です。また、平常時の防犯活動でも住民パトロールなどの、区や関係機関との協働による地域での取り組みが不可欠です。しかし、町会に属していないマンション等にお住まいの方の中には、防犯訓練や住民パトロールなどの情報が届きにくいというご意見もあります」
そして、約50世帯以上の集合住宅を一単位として防災区民組織の登録ができ、防災協議会に参加できること(活動助成金を交付)などを説明し、「災害等が起きる前の備えとして、『共助』の連携を」と呼びかけている。

行政と住民の「協働」や「共助」という言葉がことさらに流布することもなく、また防災情報にもあまり緊迫感がなかった私の「ふるさと東京時代」は確実に遠のいてしまったようだ。
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by mukai-message | 2006-09-02 17:28 | ○放 射 能 汚 染
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