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秋の花 いずれ劣らぬ青い魅惑 トリカブト と リンドウ

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ある秋のこと、分譲地の片隅に青紫色の大振りの花が風に揺れているのを見つけた。それが書物の中で知っていたトリカブトだと分かった時の驚きは忘れられない。殺人事件であまりにも有名になった植物だが、山のあちこちに当たり前のような顔をして自生している。
トリカブトは根にアルカロイド系アコチニンを含み、わずか1gで人を苦悶させ死に至らしめるという丸ごと猛毒の恐ろしさの持ち主だ。美の陰には殺意あり……。
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ヤマトリカブト(山鳥兜)  キンポウゲ科 トリカブト属  Aconitum japonicum


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トリカブトの花が終わるころ、リンドウの青紫が登場する。これは先日大泉の知人の土地の一角で見つけた開きかけの蕾である。かつては水田周辺の草地や土手にたくさん自生していたそうだが、草刈りなどの手入れが入らなくなるにつれて消えていったという。
リンドウの根は、竜胆(りゅうたん)という生薬で苦味があり健胃作用がある。ヒトにとって善玉のリンドウよりも、悪玉トリカブトの方が世に憚っているのが可笑しい。
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リンドウ(竜胆) リンドウ科 リンドウ属  Gentiana scabra var. buergeri
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by mukai-message | 2006-10-29 14:21 | ○里山を守る・壊す
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