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性差医療(ジェンダー・スペシフィック・メディスン)とは

(クリックで拡大します)  中央病院女性専門外来

 先日の講演会「女性専門外来の現場から」を聴いての収穫は、十年ほど前は産科婦人科といった分類しかなかった診療に加えて、女性の医師がきめ細かく女性の心と身体を総合的に診察してくれる科があることを知ったことです。私が十数年前に東京で入院した頃は、多くの医師が男性でしたし、手術後の精神面のケアも十分なものではなく、不安が長引いたことを思い出しました。

 




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参考サイト 女性専門外来の登場と今後の課題 によれば、「女性医療は,アメリカで80年代以降研究が進んでいる性差医療(ジェンダー・スペシフィック・メディスン)の一つで,様々な病気の原因や治療法が男女では異なることが分ってきたことから始まったものである。この場合の性差には,男女のDNAによる性差だけでなく,一人一人の成長過程や生活環境,生活の中で与えられた役割などによって後天的に作られた性差も含まれている」とのこと。つまり、随分長い間、医療は男性のデータだけに基づいて行われていたわけです。

 「性差医療の流れ」は、今回の講演会でのパワーポイント資料によれば、「1980年代になって、米国政府は、女性の健康に関するデータが少ないことに気づき、」そして、「政府は研究者に女性に関する疫学・臨床研究・基礎研究を奨励し、製薬会社には、治験に際し必ず女性を対象例の半分に入れるように義務付けた」のだそうです。要するに、1960年代に台頭し、70年代の流れの中で大きく成長した「女性学」(Wikipedia)と共に発展してきた医療分野であることが分かります。(なお,性差医療にはもちろん男性医療も含まれ,日本でも男性更年期外来といった男性専門外来が登場しています。)

 講演会後に行われたパフォーマンスは、劇団さくらっ子による「よっちゃばれ」、甲府市女性市民会議OG会の「家族ってなんだろうね 親ってなんだろうね」がともに男女共同参画の推進のために行われ、女性ばかりの会場は大笑いしたり、しんみりしたり、寸劇に対し強い親近感を抱いた様子でした。
 
(さくらっ子・クリックで拡大)
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by mukai-message | 2006-12-21 21:57 |  ●男女共同参画 2005-06
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