カテゴリ:○里山を守る・壊す( 158 )

自然との対話  ムギワラトンボが言ったこと

c0041095_153714100.jpg


      ある梅雨明け間近の午後のこと、「で、どうなのよ、チイキは満足してるわけ?」
      そんな声が耳に飛び込んできた。そして目が合ったのがこのトンボさんである。
      「裃(かみしも)脱いでTシャツ着て現れたわけ?」
      「え、何のはなしなんだか……」口ごもる私に、彼女は畳み掛けるように言葉を
      浴びせる。
      「ぼやぼやしないでよ。自然との対話より先に人間同士の対話の仕方でも考え
      たら!」ーー そして、ふいっと何処かに消えてしまった。

      ねえ、ねえ、ムギワラトンボさん、いったい何のはなし?
[PR]
by mukai-message | 2006-07-29 15:41 | ○里山を守る・壊す | Comments(0)

梅雨明け近し ふらふら庭を飛ぶオオムラサキ

(写真はクリックすると拡大します)

      今年もふらふら頼りなく飛ぶよ、オオムラサキ。
      我が家の場合は、なぜか毎年北側アプローチの所帯染みた一角に真っ先に現れる。
      この辺りでは、蝶もトンボも人懐っこい。生協のボックスに止まったり、スコップ
      に止まったり、外壁でご休憩したりと絵になる場所へは行ってくれない。

      困っていたら、すぅっと近づいてシャツに止まってしまった。
      私もふらふらする手で真上から失礼!
        *~* やはり、ピンぼけであった。またさまよい飛んできてほしい。
[PR]
by mukai-message | 2006-07-28 14:50 | ○里山を守る・壊す | Comments(4)

梅雨どきの森を行けば 食べるな危険! たぶん毒キノコ

(写真はクリックすると拡大します)
  

太陽と風の一日。でも梅雨明けはまだらしい。
湿った森では妖精のように真っ白いキノコの盛りなのだが、キノコの恐ろしさは外見では計れない。人間もそうかもしれないが……。

「夏キノコは食わん方がいいよ」と言われたっけ。ひょっとして猛毒とされるドクツルタケ? 県内一円、ごく普通にあるという。ご用心!
  
[PR]
by mukai-message | 2006-07-27 15:04 | ○里山を守る・壊す | Comments(0)

オオムラサキさん 今年の夏もこんにちは!

c0041095_785581.jpg

7月といえばオオムラサキ。今年も会えるでしょうか。
10年前までは、昼はオオムラサキ、夜はホタルという夏の自然が身近にありました。初めて見つけた時に、感動するより先に「なにかの間違い?」と目を疑ってしまった自分の野暮さが哀しい……。かつて町では、エノキを大量に植栽するなどオオムラサキの生息環境づくりを試みたこともあるのですが、うまく行かなかったそうです。自然とヒトとの共生にはもっともっと対話が必要なのかもしれません。

(写真はクリックすると拡大します)
   

写真は、今年の7月6日(木)に北杜市長坂町のオオムラサキセンターで撮影されたもの。撮影者(高根町のT.O.さん)によれば、「生まれたての蝶でサナギの殻をしっかり捕まえて飛び立つときを考えているところだと思います。右は、右側の葉にこれから生まれようとするサナギがいるようです」とのことです。

昨秋歩いたオオムラサキ遊歩道で オオムラサキの幼虫 を見つけたときの感激を思い出します。こんなに小さないのち! その大変身ぶりは摩訶不思議であります。
[PR]
by mukai-message | 2006-07-15 07:18 | ○里山を守る・壊す | Comments(4)

梅雨どきに植えたくなる 一本の希望、アズキナシ

c0041095_1423089.jpg

山梨県で2003年に初めて開催された緑サポーター講習の際、 緑化センター の建物正面にそびえていた一本の樹に強く惹かれました。夏の間は葉が深々と茂っているだけでしたが、11月のその日、珊瑚のように朱い実がたわわに輝いていたのです。それが、アズキナシとの初めての出会いでした。

アズキナシはナナカマドの仲間ですが、実のつき方が違う。房にはならず、枝いっぱいに散りばめたように生るのが印象的です。あの日以来、「あの樹が庭にあったら…」と思い続けていたのですが、最近になって仲間が45センチほどのポット苗を手に入れてくれました。感激! そこで梅雨の最中、ここかあそこかと迷いながらちび苗を植えました。きちんと等間隔に揃った葉脈が特徴で、一目で覚えてしまいます。あの時のような大樹になるのを見ることができるかどうか自信はありませんが、成長は早いのだそうです……。

すでに庭はラッシュ時の電車のような状態ですが、樹を植えるのがやめられないのは、手の先に小さな未来が感じられるからかもしれません。
___________________________________________________________________
アズキナシ(小豆梨 別名 ハカリノメ) バラ科 ナナカマド属 Sorbus Alnifolia

More(アズキナシの大樹の写真は・・・)
[PR]
by mukai-message | 2006-07-09 14:11 | ○里山を守る・壊す | Comments(2)

ある庭の光景 ツクシカラマツの鉢

c0041095_15365037.jpg


私には弱みがある。はかなげな山野草を見かけるとついふらふらと財布の紐がゆるんでしまう。困った癖である。
先日出会ってしまったのが、これ。ツクシカラマツ。花の雄しべがカラマツの葉に似ているそうだが、カラマツの植林が目立つ八ヶ岳南麓には自生していない。「寒さは大丈夫ですが、水やりの管理ができれば鉢植えにして、増えたら株分けして庭におろせばいいですよ」と説明され、素直に言うことを聞くことにした。

人生、鉢植えひとつだって思うようにならないことが多い。散々失敗を繰り返してきた我が庭には後悔の花があちこちで満開である。
[PR]
by mukai-message | 2006-07-03 15:54 | ○里山を守る・壊す | Comments(2)

川沿いの小径を行けば ウツギに夏は来ぬ

(写真はクリックすると拡大します)
   

♪うのはなのにおう かきねに ーー の"うのはな"が 野山に今頃咲くウツギだと知ったのはそう遠い昔ではありません。数年ほど前、オオムラサキの里山愛好会でお田植えをした時に聞いたお話からでした。この歌には、さみだれ、さおとめ、さつきやみ、ほたる、くいな、ゆうづきなど、田植えどきに因んだ美しい言葉がたくさん登場し、農業が創りだした地域の風景と文化について考えさせてくれます。

__________________________________________
ウツギ(空木 別名 ウノハナ 卯の花) ユキノシタ科 ウツギ属 Deutzia crenata
空木とは、茎の中が空洞になっていることから付けられた名前。種類が多いことでも知られている。 
[PR]
by mukai-message | 2006-06-29 14:37 | ○里山を守る・壊す | Comments(3)

梅雨の合間の草刈の後に広がる緑陰

c0041095_12284630.jpg


草刈の季節にはあちこちに青々とした香りが漂う。

伸び伸びと枝を広げるコブシの大樹の下で、野良猫のようにこっそりしゃがみ込んだとき、向こう側の立て札もくたびれて休んでいるのが見えた。ごゆっくり、どうぞ。
[PR]
by mukai-message | 2006-06-22 12:39 | ○里山を守る・壊す | Comments(2)

梅雨の森を行けば 甘い蜜が招くスイカズラ

(写真はクリックすると拡大します)


甘い香りで知られる花。「金銀花」という生薬としても名高く、腰痛、痔の痛み、関節痛、はれもの、解熱などに効用があるそうだ。こんなにいろいろ効くのなら、多少の手間を惜しまず試してみたくなるではないか。

「金銀花」とは、最初白い花が最後には黄色になるから名付けられた。黄色になる前のひととき、うっすらピンクにもなる不思議な花だ。英名は Japanese honeysuckleだが、日本だけでなく、朝鮮、中国にも分布しているという。
___________________________________________
スイカズラ(吸葛 別名 キンギンカ 金銀花、ニンドウ 忍冬) スイカズラ科 スイカズラ属  Lonicera japonica   
[PR]
by mukai-message | 2006-06-20 19:24 | ○里山を守る・壊す | Comments(4)

夏は来ぬ 梅雨の晴れ間の麦畑

c0041095_14231268.jpg


夏の八ヶ岳が一番好きです。特に、広々とした畑から眺める青緑色をした姿がいい。ふと手を休めてはぼんやり、はっと我に返っては畑しごと。土手にはキジがのんびり歩き、足下ではニホンアマガエルがぴょんぴょん ーー こんな時間は冬には 絶 対 に 持てません。

毎年八ヶ岳がこの色に染まるころ、梅雨が過ぎるのを心待ちにするようになります。その後に始まるのは「休み」のつかないただの夏なのですが。
[PR]
by mukai-message | 2006-06-19 14:57 | ○里山を守る・壊す | Comments(4)