カテゴリ:○里山を守る・壊す( 158 )

五月雨の道ばたに咲く アマドコロ

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緑がかった鈴蘭のような花が可愛い。根が甘く、ヤマノイモ科のトコロ(またはオニドコロ)に似ていることが名前の由来という。薬用植物であり、老化防止や色白効果があると聞くと大いに惹かれてしまうが、近年めっきり減っているそうだから、見つけても根こそぎ採るのはやめましょう。
八ヶ岳南麓では、草むらや道ばたに群生しているのを時々見かけるが、そこが開発され、ヒトが家を建てるとあっけなく消えてしまう。ここは一体どのような土地だったのか ーー 庭の片隅で物思いに沈んだりする雨の日は長い。

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アマドコロ (甘野老) ユリ科 アマドコロ属  Polyganatum odoratum var.plurifrum
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by mukai-message | 2006-05-16 14:00 | ○里山を守る・壊す | Comments(5)

初夏の森 今年も足下で輝くハルリンドウ

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今頃の季節になると、まだかなぁ、まだ? と探してしまう野の宝石がこれ、ハルリンドウ

寒く乾燥しきった冬だったせいか枯れてしまった庭木もあるが、風土に馴染んだ野生の草花は、約束を破ることのない友人のように必ず姿を現す。年一度の歓びの出会い。これがいつまでも続きますように……。
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by mukai-message | 2006-05-13 18:46 | ○里山を守る・壊す | Comments(0)

初夏の森を行けば ワダソウ

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この花は、信州和田峠で発見されたからワダソウと命名されたという。「じゃあ、八ヶ岳だったらヤツガタケソウだったのか」と思ってしまうほど、今の季節には森のあちこちに群生している。白い五弁花でハコベ (Stellaria media) にちょっと似ているが、もっと華やかだ。ワチガイソウ (Pseudostellaria heterantha ) も探したのだが、残念ながらもう終わっていた。

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ワダソウ(和田草) ナデシコ科 ワチガイソウ属  Pseudostellaria heterophylla
 (注)Pseudo は「擬似」という意味。
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by mukai-message | 2006-05-07 07:33 | ○里山を守る・壊す | Comments(2)

春の森を行けば リョウブの若葉

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新緑がまぶしく、早起きしないではいられない季節。五月晴れの連休とあって、どこの別荘も活気づいている。この佳き季節、私が最も注目している樹がこれ、リョウブ。夏に咲く花 も野趣があるが、いかにも柔らかそうで瑞々しい若葉を見ると生き生きとした気分になってくる。
リョウブの若芽は、昔はよく食用とされて飢饉の時などに役立ったという。そう言えば見るだけで滋養になりそうな葉だ。たまには「リョウブ飯」でもつくり、しみじみ味わってみたいものだ。
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リョウブ(令法) リョウブ科 リョウブ属  Clethra barvinervis
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by mukai-message | 2006-05-04 10:32 | ○里山を守る・壊す | Comments(5)

春の森を行けば ミヤマウグイスカグラ

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春の雑木林には思いがけない出会いがある。ミヤマウグイスカグラの花もそのひとつだ。人の背丈ほどの低木だが、「こんなヤブ……」などと言ってはいけない。綺麗な花の後には、やがて珠玉のように輝く紅い実が現れる。そして小鳥たちが大喜びで群がる。その様子からカグラ(神楽)と名付けられたので、カズラではない。
その実は甘いのだそうだが、飽食のヒトが野鳥の楽しみを奪うのはどうも気が進まない。
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ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽) スイカズラ科 スイカズラ属  Lonicera gracilipes var. glandulosa
  ※ウグイスカグラの変種。単純に分ければ、枝や葉に細かい毛が密生しているものがミヤマウグイスカグラ。
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by mukai-message | 2006-04-30 10:07 | ○里山を守る・壊す | Comments(0)

ヤマエンゴサク 春の妖精のような草花のサバイバル

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 昨日長坂町北部の我が家から須玉町間を走るうちに、とある林間地で見つけた花。繊細な細い葉と薄紫の小花の組み合わせはパッと目立ちはしないが、楚々とした野生美がある。すぐ傍を自動車がスピードを上げて走っていくので、落ち着いて撮影することもままならないが、文句は言わない。ーー 道路開発、宅地開発、ヒトによる盗伐などで消えて行った多くの植物を思えば、ここの花は、人間にとって観賞しづらい悪条件の中だからこそ、ゴミと共生しながらも生き残っているのだ。ここのところ桜そっちのけで アズマイチゲ、イカリソウなどを追いかけてきたが、何処の場所でも同じ感想が湧く。ちょっと情けないけれど……。

エンゴサクとは、漢方原料の"延胡索"(中国産)を漢字音読みしたものと言う。"ヤマエンゴサク" を"ヤマエンゴグサ" と間違う人が多いことがネット検索すると分かるので、要注意。
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ヤマエンゴサク(山延胡策 別名 ヤブエンゴサク)  ケシ科 キケマン属  Corydalis lineariloba
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by mukai-message | 2006-04-29 13:11 | ○里山を守る・壊す | Comments(6)

春の森を行けば キブシの不思議

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キブシとは木五倍子と書く。ものの本には「山地にごく普通に生え」とあるが、八ヶ岳周辺でもごく普通に見かける木なのだろうか。花の黄色は地味だが、ゆらゆらとしたその姿は強い印象を残す。キブシのフシとは、新明解によれば、「ヌルデ[=ふしの木]」の幹・枝葉に「フシガ[アブラムシの一種]」が産みつけた卵がかえり、その刺激によって生じるこぶの形をした物。タンニンを含み。染料、インク製造用」とある。
かつては果実がお歯黒にも用いられたと知ると、その名前の響き、漢字、花の形状に不思議を感じてしまう。
 
*~* 市予算 のあちこちにも不思議が見られるが、同じ "疑問符" なら森で噛みしめるものの方がずっと健康的である。
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キブシ(木五倍子 別名 キフジ 木藤、マメブシ 豆五倍子)  キブシ科 キブシ属   Stachyurus praecox 
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by mukai-message | 2006-04-27 15:37 | ○里山を守る・壊す | Comments(0)

♪ 富士は日本一の山

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今年度初の地域委員会 が開かれた21日(金)は、春と冬の交歓風景が見られた一日でもあった。春先の強風には悩まされるものだが、我が畑に立って眺める日本一の富士山、甲斐駒、北岳に目を奪われた。この通り、人の世の憂いを一気に晴らしてくれるパノラマに感謝したい。
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by mukai-message | 2006-04-23 09:59 | ○里山を守る・壊す | Comments(2)

春、ワサビの花開くころ  採れたては如何?

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清流に咲く ワサビの花 は今年も健在です。葉も花も小ぶりで愛らしい。季節の味として親しまれていますのに、ピリリと新鮮なこの香りをお届けできないのがなんとも残念です……。

 
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by mukai-message | 2006-04-18 21:30 | ○里山を守る・壊す | Comments(0)

野鳥が元気 沈黙しない春がうれしい

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これは、去年の4月10日に街なかの フリーマーケット で見つけた巣箱です。春の兆しとともにヤマガラやシジュウカラが並々ならぬ関心を寄せており、いつの間にやら入口の周囲が削られて微調整中といった感じ。実は、家人が巣箱づくりに凝っていてさらに三個ほどあちこちの木に取り付けたため、野鳥さん達は気もそぞろ。はたして本気で巣ごもりしてくれるのかどうか、毎日気をもんでいます。

本日、鶯(ウグイス)の初啼きを耳にしました。日中は畑にいたのですが、空高く雲雀(ヒバリ)が歌いながら舞っているのを目撃 ーー 春の自然はうるさいくらいの方が心が和みます。
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by mukai-message | 2006-04-16 20:20 | ○里山を守る・壊す | Comments(4)