カテゴリ:○放 射 能 汚 染( 128 )

大 地 震 時 の 心 得(NHK OBより)

      「三陸沖の地震が関東、東海、さらには南海の地震の引き金にもなりかねないという
      説もあります。過去に、東南海の連鎖と言う例もありました。ここ1,2ヶ月は要注意か
      もしれませんね」・・・と、ある大学同期生から送付された「心得」が以下です。
      「阪神大地震の教訓として、ご存知のことと思いますが、確認として、情報共有させ
      ていただきます。転送して広めてくださって結構です」とのことですので、当ブログに
      アップします。プリントアウトして眼につくところに貼っておくのもよいですね。
      ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・   

      地震が起こったら、必ず窓を開けてください。
      そして、家にいる人は、今、お風呂に水をためてください。
      まだ、電気が通じる人は、ご飯を炊いてください。

      建物のX字の亀裂が入っているところはすぐに崩壊するから注意!
      携帯と充電器、ラジオ、ペットボトル水必要!
      ハイヒールを履いてる人はまずヒールを折る!
      食料は最低3日間は自立しなきゃいけない。
      トイレは基本的にないのでビニール袋を用意。
      火事などの2次災害に注意!
      自分がパニックになれば周りもパニックになるから、しゃがんで「落ち着いて!」と叫ぶ。
      ストッキングを履いている女性はできるだけ脱ぐ。火傷が広がるから。
      それとナプキンがいい止血帯になります。
      安否確認はダイアル171!
      できるだけ安否確認で電話は使わないで!救急ダイアルが混乱するから。

      <あったらいいもの >
      お金、水、ペンライト、お菓子、 携帯、応急セット、ハンカチ、ティッシュ
      
      この情報をみんなに有効に使ってほしいので、コピペして多方面に伝えてください。
      テレビのむこうだけをじっと眺めているだけではいけないよ。

      追 記
      〜屋 内 の 場 合〜
      家の中では
       ・テーブルの下にもぐる(無理なら座ぶとんなどで頭を守る)
       ・ガラス片が危険なため、素足で歩かない。
       ・火の始末はすみやかに。
      デパート・スーパーでは
       ・バッグなどで頭を保護。
       ・ショーウインドウや売り場から離れ、壁際に。
       ・係員の指示に従う。
      ビル・オフィス では
       ・机や作業台の下にもぐる。
       ・ロッカーなど大型備品の転倒、OA機器の落下に注意。
      集合住宅 では
       ・ドアや窓を開けて、避難口を確保。
       ・エレベーターは絶対使用しない。避難は階段で。

      〜屋 外 の 場 合〜
      路上
       ・かばんなどで頭を保護し、空き地や公園などに避難。
       ・ガラスや看板などの落下に注意。
       ・建物、ブロック塀、自動販売機などには近寄らない。
      車を運転中
       ・ハンドルをしっかり握り、徐々にスピードを落す。
       ・道路の左側に車を寄せ、エンジンを切る。
       ・避難するときは、キーをつけたままに。
       ・車検証や貴重品は携帯する。

      私の昨日の経験では、Twitterが安否連絡には良さそうです。
      双方向では無いので、かなり確実に安否連絡が出来ます。
      本名で登録しておいて、お子さんとの連絡などに使うと良いかもしれません。以上。
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by mukai-message | 2011-03-14 11:03 | ○放 射 能 汚 染

八ヶ岳・富士見と明野 二つのゴミ問題

(画像はクリックすると拡大します)

まず長野県側の問題。こちらのサイト 八ヶ岳周辺のゴミ問題を考えよう には、11月18日に開催された梶山正三さん(ゴミ弁連会長、弁護士、理学博士)の講演会「灰溶融炉施設整備計画の何が問題なのか」のレジュメが掲載されています。大好評だった講演内容を聞き逃した方は、ご一読を。

次に山梨県北杜市明野町の問題。11月3日発行の「対策恊だより 第47号」によると、10月25日、1466名の大原告団によって「廃棄物最終処分場建設着工禁止仮処分命令申立書」が甲府地裁に提出されたとのこと。10月16日には建設予定地浅尾地区が処分場反対の声明文を出したとも載っています。
11月13日の八ヶ岳ジャーナルの記事にも「工事着工容認に市へ抗議・明野処分場問題」が載っていました。

*~* 八ヶ岳周辺に住む私たちにとって、この二つの問題は消え去ることはありません。環境は、みんなのものだから。水源地や川の上流で起こっていることを、下流域の方々にもよく知ってほしいです。でも、このか細い声は届かない……(T_T)
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by mukai-message | 2006-11-29 15:55 | ○放 射 能 汚 染

「フクロウの生態を知りたい」〜フクロウは夜だけ活動するのか〜

(画像はクリックすると拡大します)

八ヶ岳自然クラブと山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンターとの共催による講演会です。今回は著名な写真家宮崎学さんが、貴重な写真によるスライド上映も交えながら、フクロウの生態についてお話をします。

日時 11月26日(日)  午後2時〜4時
会場 八ヶ岳自然ふれあいセンター・視聴覚ホール
 参 加 費 無 料 (要予約)

【講師 宮崎 学(みやざき まなぶ)さん プロフィール】
1949年長野県生まれ、自然と人間をテーマに、社会的視点にたった「自然界の報道写真家」として活動中。1978年「ふくろう」で第1回絵本にっぽん大賞、1982年「鷲と鷹」で日本写真協会新人賞。
1990年「フクロウ」で第9回土門拳賞、1995年「死」で日本写真協会年度賞、「アニマル黙示録」で講談社出版文化賞受賞。最新刊「アニマルアイズ」(偕成社)が発刊中。他写真集・著書多数。
ホームページ 森の365日 では、中央アルプス山麓の仕事場をライブカメラにて24時間中継し、「家に居ながらにして自然が感じられる」と好評。サイト上で読者に写真指導をする自然&写真塾を主催。長野県駒ヶ根市在住。日本写真家協会会員。 

〜 お問合せ先 山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター TEL 0551-48-2900 FAX 0551- 48-2990 〜
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by mukai-message | 2006-11-21 17:26 | ○放 射 能 汚 染

身近な食品を考える 「トゥルーフード・ガイド」

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アイスクリーム、ベビーフード、スープ、インスタント麺、缶詰、冷凍食品など身近な食品について安心しきっていませんか? 味噌や納豆では、「非組み換え原料」ばかりなのに、お菓子やアイスクリームでは、「組み換え原料」が圧倒的に多いのです。「非組み換え原料」は1〜2割高価であるため、メーカーによって、考え方・取り組み方針が大きく違うといいます。
こちらの「トゥルーフード・ガイド」は、環境保護団体「グリーンピース」発行で、日本の大手食品会社を中心に遺伝子組み換え原料を使用しているかどうかのアンケートを行った結果をまとめたもの。本体も送料も「無料」で入手できますが、まずネット版「トゥルーフード・サーチ」をしてから申し込んでくださいとのことです。エコライフのために紙資源と輸送エネルギーを節約しましょう!
 サーチはこちらの「トゥルーフード・サーチ」でどうぞ。申込先は末尾に載っています。

*~* greeen peace action 2006.10月号 には、「遺伝子組み換え原料を使っていないブルボンと日清食品に「トゥルーフード賞」を授与」というニュースが載っています。グリーンピースの財政を支えているのは個人のサポーターたち。スポンサーシップを行政にも企業にも頼らない彼らだからこそできること。グリーンピースの方針は、市民活動の理想だと思います。
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by mukai-message | 2006-11-16 13:11 | ○放 射 能 汚 染

風景街道視察二日目 美し森 から 明野 が見えたとき

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10月26日(木)は 風景街道二日目 の視察が朝からあり、早起きしました。そして、同時間帯に "早朝から市民が集まり抗議する中を明野町浅尾で最終処分場の造成工事が着工された" というラジオのニュースを聴くうちに、私としては美し森に向かう意気込みが削がれてしまったものです。

「明野処分場が受入れるのは99.5%が産廃。市民が出すゴミではないのになぜ強行される?」この大きな謎が解けるまでにまた何年もかかるのでしょうか。

こちらが10月27日の 朝日新聞記事(写真入り)です。
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by mukai-message | 2006-10-31 16:33 | ○放 射 能 汚 染

「明 野 処 分 場 問 題 の 現 状 と こ れ か ら」を読む 2/2

9月15日(金)山梨県は県環境整備事業団に対し、規模縮小に伴う処分場設置の変更申請を許可しました。山梨日々新聞の記事は こちら です。(下欄に全文引用してあります。)

以下は14日に掲載した 「明 野 処 分 場 問 題 の 現 状 と こ れ か ら」を読む 1/2 の続きで、4人の専門家の指摘から始まります。  
   *~* 「無理が通れば道理ひっこむ」とはどちらの側に当てはまるでしょうか?
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4. 専門家からの指摘
 対策協は4人の専門家の方々に応援を頼んでいます。信州大学教授で、地質の研究をしている小阪共栄先生、大阪市立大学大学院名誉教授で、地下水の研究をしている熊井久雄先生、元長野大学講師で、廃棄物問題の専門家である関口鉄夫先生、そして、元京都大学防災研究所研究員で、地域環境研究所所長の中川鮮先生です。
 先生方には既に、県環境整備事業団の変更許可申請に対して、概略次のような意見書を提出して頂きました。

<小 坂 意 見 書>
 浅尾予定地近隣に塩川断層という活断層のある可能性が高い。また、その証拠とも考えられる液状化現象の跡が予定地近隣で観察された。環境整備事業団による申請書は、塩川断層の存在にまったく気がついていないばかりでなく、基本的な調査の面でも不十分きわまりない。そのような申請書に基づいて、このように不適切な場所に処分場を建設するなどの愚は絶対に避けるべきである。

<熊 井 意 見 書>
 予定地の立地は地質学的および地下水学的に危うい場所である。
(1) 予定地の地質は角のあるレキを多く含む。この場所はもともと地質的に不安定なので、そこに敷設されるシートは地下水の圧力の変化によって動かされ、レキによって損傷を起こす。また、地下水位の変化によってシートが持ち上げられることも予測される。
(2) 予定地の地下では、地下水が少ない隙間をかなりの速度で移動し、汚水があれば速やかに拡散する。狭い流動経路では、汚染が濃いまま下流へ広がる危険があり、汚染地下水が上水道井戸に広がることが心配される。
(3) 湯沢川が汚染されると、集落の浅井戸を汚染する可能性がある。
 火山山麓という地質条件での処分場計画には、様々な予測できない危険性がある。この処分場の計画は白紙に戻したほうが良いと思われる。

<関 口 意 見 書>
 環境整備事業団の申請書には以下のような問題点がある。
(1) 申請者と許可者が同一人物(天野健)であり、客観的な評価・監視の仕組みがない。
(2)山梨県は排出抑制と発生抑制に関する具体的な政策に着手していない。処分場候補地の絞り込みを明野に限定したのは公平性に欠ける。県は全国の処分場の残余年数が少ないことをもって処分場の必要性を説いているが、それは処分場の適地の存在しない明野村に設置することの理由にならない。
(3)山梨県のゴミ行政の怠慢が、住民の廃棄物処理施設に対する不信感や不安感を増大させている。処理業界や産業界も不法投棄を根絶させるための有効手段をとっていない。公共関与だから安全性が確保できるなどという根拠はない。この処分場は産業界と処理業界のためだけのものであり、「公共関与」の名を借りた業界の事業代行である。このようなことは法律で認められていない。
 以上のことから、この計画は処分場の必要性が不明確であり、客観的な安全性も担保されない仕組みとなっている。県および市町村は直ちにこの事業団から撤退すべきである。

<中 川 意 見 書>
 国の遮水工構造技術基準では「遮水層の下部に必要強度を有し、平らな基礎地盤が設けられていること」が求められている。管理型処分場の構造は集排水管の敷設等によってそもそもこの条件を満たすことが難しい。加えて、この計画の場合、運搬車両が処分場内を通行する状況下で遮水工の安全性を保てるか疑問である。また、申請書ではシートの耐用年数に関して不確実な数値を採用している。これは現場で採用されるシートの安全性が確保できることを数値的に示したものではなく、その「40年以上」という数値の根拠も示していない。更に、申請書で解説されている内容では、安全性の検討として不十分である。事業団のボーリング調査から「基盤層は不透水層」と断定することは間違いである。深井戸への影響調査を軽視してはならない。検地システムにしても、その方法の有効性は認めがたい。また、仮にシステムが機能したとしても、漏水の原因となった遮水工の破損をどのような方法で修復するのか疑問である。現時点では、不十分な対応しかできないのだから、当該地域での計画はさけることが妥当である。

こ れ か ら の 戦 い

1. 現地での行動、北杜市と県に対する行動
 県、事業団は、山本知事の選挙日程に合わせるためだけに、住民の声を無視し、子供たちの未来を奪い、時代に逆行してまで計画を推し進めています。この強権的な進め方に対して、対策協は現在、現地での行動を計画しています。また、県庁での抗議行動を更に強化しようと考えております。
 加えて、自らの責任を放棄している白倉市長に対しても、抗議行動を更に強めてゆきたいと思います。
 皆さまからの支持だけがこれらの行動を実りあるものにしてくれます。孫たち、子供たちのため、これからの県政や市政のためにも、この処分場の建設をなんとしても中止させましょう。

2.裁判闘争
 対策協は平成12(2000)年以来、皆さまに支えられながら、弁護団とともに、県、事業団を相手に裁判でも戦ってきました。今現在もなお、平成15(2003)年から、県を相手に処分場設置許可取り消しの本裁判(行政訴訟)を戦っています。計画の変更に伴い、事業団が新たに許可を取り直すことになっていたため、裁判は事実上ストップしていました。これからは、この変更された計画をめぐって設置許可取り消しの戦いに臨むことになります。専門家の先生方に応援して頂きながら、弁護団の協力のもと、上に述べた問題点その他を法廷でも存分に展開してゆく所存です。県、事業団は、かなり無理して計画を進めています。そのため、様々な面でアラが出てきています。
 次の審理は、9月26日(火)午前10時から、甲府第一法廷にて行われます。
 また、これらからの強引な建設に対しては、建設差止仮処分を求める裁判を新たに提訴してゆかなければならないと考えております。
 皆さまのご支援をよろしくお願い致します。

3. 町民、市民、県民へのアピール
 『対策協便り』も第46号を数えるまでになりました。旧明野村が北杜市となってからは、明野町内ばかりでなく、北杜市全域への新聞折り込みも始めております。先だっては、発刊以来初めてのカラー版も、明野町内にて配布することが出来ました。
 また、町、市での各戸チラシ配布、甲府駅等、駅頭でのチラシ配布も引き続き実施してゆきたいと思います。
 これらの活動を通して、今後ますます、町民、市民、県民の皆さまにお知らせしてゆきたいと思います。

More(9.15付新聞記事全文引用)
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by mukai-message | 2006-09-17 15:13 | ○放 射 能 汚 染

「明 野 処 分 場 問 題 の 現 状 と こ れ か ら」を読む 1/2

9月3日(日)に明野処分場計画に反対する対策協メンバーや支援者たちが開いた決起集会に300人を超える参加者があり、テレビや新聞でも報道されました。

ここに現地抗議集会で出された対策協世話人・広報委員・現地行動検討委員の小松原さんの文書「明野処分場問題の現状とこれから」を二回に分けて掲載します。
少々長い文書ですが、4人の専門家による意見を含め問題点が分かりやすくまとめられています。処分場計画への反対派だけでなく、賛成派、中立派いずれにとっても、北杜市民として「え〜、知らなかったぁ」では済まされない重要な事柄です。じっくり読んでみませんか?
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「明 野 処 分 場 問 題 の 現 状 と こ れ か ら」         2006年9月3日            
目 次
現 在 の 問 題 点
1. 住民同意なき建設  2. 子供たちの未来を奪う施設  3. 時代に逆行する計画  4. 専門家からの指摘

こ れ か ら の 戦 い  1.現地、市、県での行動  2.裁判闘争  3.町民、市民、県民へのアピール
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現 在 の 問 題 点

1. 住民同意なき建設
 明野町住民は、篠原眞清氏を村長に選ぶことで、従来の処分場計画に明確に反対しました。更に、地元の浅尾区と下神取区も明確に反対を表明しています。こうした、住民の明確な反対と不安の声にも関わらず、山梨県も、北杜市も、現在に至るまで、再び浅尾予定地に処分場建設を決定したことに関して、住民に説明しようとすらしていません。知事や市長は「住民には十分に説明した」と述べていますが、事実は、浅尾予定地の決定以前に、峡北地区整備検討委員会での話し合いの経過を報告したに過ぎません。新たに変更した計画の説明はもとより、整備検討委員会の結果報告すらしていません。ところで、整備検討委員会は、
 ㈰予定地の選定      
 ㈪地元合意の形成
 を目標に掲げていました。しかし、㈪が達成できなかったため、小野委員長はそれを白倉市長に委ねました。山本知事はこの不完全な意見に基づいて、浅尾予定地に再決定しました。ところが、白倉市長は、私たちの再三にわたる説明会開催の要求に対して、「マスコミが入ると話し合いが出来ない」などという、情報公開の流れに真っ向から逆らう旨をもって、これを拒否し続けています。また、かつて天野知事は少なくとも住民との直接対話をもとうとしました(ふれあい座談会、及び、対策協代表者数名との直接対話)。一方、山本知事はそれすらしようとしていません。
 処分場によって生命・健康を脅かされることになるのは住民と未来の子供たちです。明確な反対を表明している住民が半数以上いるという現状において、その声を無視し、山本知事は自らの選挙日程に合わせるためだけに強引に計画を進め、また、白倉市長は地元首長としての責任を放棄し、それに追従しています。

2. 子供たちの未来を奪う施設
 計画されている管理型処分場は、薄い(1.5mm)プラスチック(あるいは、ゴム)シートを広大な埋立地に敷きつめ、そこに大量のゴミを埋め立てて雨ざらしにし、有害物質をゴミから染み出させて「毒のスープ」を集め、水処理して湯沢川へ放流する施設です。

<飲み水の汚染>
 ゴミから染み出てくる有害物質の量が少なくなる(なくなるのではなく!)ことを「安定化」と言います。管理型処分場は、ゴミを雨ざらしにして「安定化」するのを待ちます。「安定化」したとみなされたゴミも、有害物質がなくなったわけではありませんので、数年後に再び大量の有害物質が染み出てくるのはよくあることです。ところで、そもそもシートの耐用年数には限界があり、何十年ももつわけではありません。また、不均質な地盤の上に敷かれ、不均質な大量のゴミを埋め立てられるため、シートは常に大変過酷な状況に置かれています。しかも、遮水工は何枚ものシートを現場で貼り合わせて作られます。耐用年数以前に、遮水工が破壊されるのは間違いありません。いずれにせよ、有害物質が処分場から漏れ出すことは避けられません。浅尾予定地は、明野の地下水を涵養する場所です。明野町住民はこれからもその地下水を飲みつづけるわけですが、その水源井戸は予定地よりも低いところにあります。地質構造と地下水の流動から考えて、処分場から有害物質が漏れたとき、飲み水が汚染されることになります。
<表流水・土壌の汚染>
 水処理された放流水も安全ではありません。もともとが「毒のスープ」です。どのような有害物質がどれだけ含まれているのか、あらかじめ知ることは誰にも出来ません。一方、未知の有害物質をすべて除去する水処理など、この世にはありません。処分場から放流された水は、多かれ少なかれ周辺の環境を汚染します。ところで、湯沢川は横堰に流れ込み、横堰は両村堰に流れ込みます。この表流水を通して、処分場から漏れ出た有害物質は徐々に明野の土壌を汚染してゆきます。
<大気の汚染>
 処分場内部にはありとあらゆる種類の化学物質が混在し、そこにゴミ自身の重さによって大きな圧力がかかります。それによって、様々な化学物質が生じ、有害なガスが発生します。このガスと、埋め立て作業中に舞い上がるホコリに付着した有害物質が、処分場から拡散して明野の大気を汚染します。この汚染によって、生まれてくる子供たちの先天障害、住民のガン、化学物質過敏症、慢性的体調不良などが心配されます。英国の著名な医学雑誌『ランセット』によれば、母親が処分場から3km以内に居住している場合、その外側のエリアと比較して赤ん坊が先天障害を持つリスクは33%高いということです。東京都日の出町では、処分場の風下にあたる集落でガンが多発し、同じく杉並区の不燃ゴミ圧縮中継施設周辺でも、特定の化学物質に過敏に反応してしまう化学物質過敏症に似た症例が多発し、「杉並病」と名づけられました。尚、浅尾予定地から3km圏内に、明野小学校、中学校が含まれています。

 これらはいずれも、明野町住民の生命と健康を脅かすばかりでなく、子供たちの未来にあまりにも大きな負の遺産を残すことになります。

3. 時代に逆行する計画
 この計画を推進している人たちが口癖にしてきたことが二つあります。「私たちだってゴミを出しているのだから」と「そうは言っても、どこかに捨てる場所は必要だ」というものです。
 ところで、この処分場計画はその受け入れ廃棄物の99.5%が産業廃棄物です。産業廃棄物は企業が儲けるために出すゴミで、私たちが生活する上で出すゴミではありません。わずか0.5%の一般廃棄物にしても、そこには事務所などから出るゴミも含まれるのですから、この処分場が受け入れる「私たちのゴミ」は0.5%よりも更に少ないことになります。県森林環境部は県議会委員会で質問された際、この処分場が市町村にとってメリットのないものであることを認めました。企業の出すゴミは企業自身が責任をもって処理すべきことは法律にも明記されています。この計画は、山梨県と北杜市が結託して、本来企業の果たすべき責任を明野町住民に押し付けるものです。
 また、この処分場に入れられるゴミの37.5%は「廃プラスチック類」で一番多く、次に「がれき類」25.3%、「汚泥」18.7%と続きます。ところで、「廃プラスチック類」や「がれき類」は国が循環型社会の形成を推進する法律でリサイクルを求めているものです。ゴミの減量化に十分な努力を払わず、捨て場所だけを増やすことは循環型社会の形成に真っ向から逆らうものです。なぜならば、リサイクル出来るものであっても、リサイクルせずに捨てられるのならば、企業はコストがかかるのを嫌ってそのまま捨ててしまうからです。これは、まじめにリサイクルに取り組もうとしている業者を圧迫します。
 循環型社会を形成するためには、㈰ゴミになるものを出来るだけ作らない(発生抑制)、㈪再利用できるものを出来るだけ作る(リユース)、㈫それでも出るゴミは出来るだけ再資源化する(リサイクル)㈬それでも出るゴミだけ適切に処理する、これらを㈰から優先的にやっていかなければなりません。山梨県の計画は、これをしないままに、新たなゴミの捨て場所だけを作ろうとしています。
 全国的にはゴミの減量化が進んでいます。一方、全国の民間処分場はゴミを受け入れることで営業しています。これからは、限られたゴミをこれらの処分場で取り合うことになるはずです。明野の処分場を稼動させるためには、これから82億円もの金が必要です。結局は県税が投入されることになるでしょう。「そうは言っても、どこかに捨てる場所は必要だ」と言う前に、山梨県は先ず循環型社会形成のために努力し、その上で、県内に本当に管理型処分場が必要なのかどうか検討してみるべきです。
      
           〜 次回は、「4. 専 門 家 か ら の 指 摘」以下を掲載します 〜
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by mukai-message | 2006-09-14 19:11 | ○放 射 能 汚 染

防災の日に思ったこと

(写真はクリックすると拡大します)

「地震の備え 帰宅難民の心づもりを」
これは、朝日新聞の9月1日付社説 である。防災の日にたまたま東京にいた私にとってはドッキリさせられる題名だった。平素できる限りの備えをしたところで、自分が住む地域で被災するとは限らない。「もし余所にいたら? 東京のような大都会にいたら?」——記事によると、勤め先で働いていたり、用事で一時滞在中に被災した場合、「自宅までの距離が20キロ以上あって歩いて帰るのが難しい『帰宅難民』は、1都3県で650万人にのぼる」のだそうだ。
この問題解決のために企業への助成や大学との協定を図っている区もあるそうだ(例 千代田区)が、多種多様の人々で溢れかえっている都会のビル街なぞでは、できることなら大地震に遭遇したくないものだ……。

新宿区でも「広報しんじゅく8・25」のトップ記事で、「自分の身の安全と、自分たちのまちは自分で守りましょう 新宿区総合防災訓練にご参加を」と呼びかけている。訓練会場は二つの小学校と一都立高校の三ヶ所で、「避難所運営管理訓練は、地元町会・自治会等(防災区民組織)の方を中心に、災害時に地域の救援拠点となる避難所を円滑に開設・運営できるようにするため、避難者受け付け・炊き出し・応急給水・仮設トイレ設置など、避難所運営に必要な訓練を行い」、また「8月〜12月初旬に、各避難所では、避難所運営管理協議会が中心になって地域防災訓練を実施し、年間を通じて防災区民組織が自主防災訓練を実施する」そうだ。(担当 危機管理事業推進係)

さて、そこで気になったのが林立するマンションなど集合住宅の防災対策のこと。私自身の経験から言うと、一戸建ての親の家に住んでいた頃は地区の町内会に属していたが、やがて独立して賃貸集合住宅に暮らした15年間というものは地域の組織とはほとんど無縁だった。働き盛りで多忙な毎日だったが、お隣から回覧板も回って来ず、町内の祭りの日程も知らされず、なんだかさっぱりしすぎて地域での生活感が薄かったことを覚えている。今振り返れば、いわば「都市部の新住民」状態にあったわけなのだ……。

「広報しんじゅく8・25」にはこうある。
マンションなど、集合住宅の防災・防犯対策についてご相談ください  大規模災害時には広域火災の発生や交通・通信の混乱が予想されるため、区や防災機関の活動とともに、区民・事業者の方の共助が必要です。また、平常時の防犯活動でも住民パトロールなどの、区や関係機関との協働による地域での取り組みが不可欠です。しかし、町会に属していないマンション等にお住まいの方の中には、防犯訓練や住民パトロールなどの情報が届きにくいというご意見もあります」
そして、約50世帯以上の集合住宅を一単位として防災区民組織の登録ができ、防災協議会に参加できること(活動助成金を交付)などを説明し、「災害等が起きる前の備えとして、『共助』の連携を」と呼びかけている。

行政と住民の「協働」や「共助」という言葉がことさらに流布することもなく、また防災情報にもあまり緊迫感がなかった私の「ふるさと東京時代」は確実に遠のいてしまったようだ。
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by mukai-message | 2006-09-02 17:28 | ○放 射 能 汚 染

北杜市の「市民と語る集い」について語ろう 8 農村におけるパートナーシップの確立

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こちらは、平成13年3月に策定された「ともに生きよう長坂プラン」(長坂町男女共同参画プラン策定委員会)の20頁、 2 職場・家庭・地域における男女共同参画の実現(6)農村におけるパートナーシップの確立で、「地域での交流」がテーマです。上欄の意識調査による図表14. にみられるように「新規転入者」との交流にもスポットを当てているのが特徴です。

行政の施策 <実践プログラム> は以下の通りです。
公 民 館 活 動 へ の 参 加  ①平等な参加と運営促進 
・ 公民館まつりや文化祭などの公民館活動の企画、運営に女性が携わるように働きかけます。
家 ぐ る み の 交 流  ①家ぐるみのネットワークづくり 
・ 家と家のネットワークづくりをすすめ、子育て中の母親が講座、講演会などに積極的に参加できるよう支援します。  
三 世 代 交 流  ①家族のふれあいの場づくり 
・老若男女で参加できるイベントなどを開催します。  
新 規 転 入 者 と の 交 流  ①受入体制の整備 
・新規転入者の受入れがスムーズにできる体制づくりに取り組みます。
・新規転入者が地域活動に参加しにくい現状を改善し、誰でも参加できる学習会や趣味の会などを開催します。
「地 域 の 子 ど も 育 て」  ①地域ぐるみの子育て支援
・公民館等を活用し、「地域ぐるみの子育て」をしていくための環境づくりをすすめます。

*~* 男女共同参画は、家庭・地域・職場で足並みそろえて推進しなければ効果が上がるわけがありません。私はプラン執筆者としても、地域の構成員である「新規転入者」の一人としても、行政による受入れ体制づくりを願っていました。
町村合併がそれから3年半後に迫っていたにせよ、当プランの有効期間内に適切な取組みがされなかったことが今でも残念です (T_T) 。 
〜 次 回 に 続 き ま す 〜
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by mukai-message | 2006-08-22 17:25 | ○放 射 能 汚 染

北杜市の「市民と語る集い」について語ろう 7 市民が望む対話集会の行方

コバギボウシ・クリックして拡大)

「北杜みらいネットワーク」による 市長との対話集会要請 への市長からの回答(平成18年8月14日付)は以下の通りである。 
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『平成18年8月7日付けで<明野に予定されている「廃棄物最終地分場」建設について北杜市民と市長の対話集会を開くことの要請がありましたことについて下記の通り回答させていただきます。
                 記

明野廃棄物最終処分場の建設については、北杜市議会の全員協議会及び地域委員会においても説明を行っており、公害防止協定については、市の広報誌を通じて北杜市全体への周知を行ったところです。
 なお、公害防止協定書は、北杜市が要望した安全対策も考慮されたものとなっており、市環境基本条例に定める理念に添ったものと考えております。
 また、「市長と語る集い」は、本年度からスター卜した、初めての試みであり、本年度については、60〜80人規模で意見交換することとし、各種団体の代表の方々からご意見・ご提案等をお伺いすることとしております。来年度以降は、本年度の実績を踏まえ、規模や対象者を検討のうえ、より有意義な「市長と語る集い」となりますよう取り組んでまいりますので、ご理解をお願い申し上げます』

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*~* 要請文の内容が事前にどこからか洩れて、市長が直接受け取りを拒んでいると洩れ聞いていたので、この結果には驚かない。要するに、明野処分場に関する市民との対話の段階は「もう済んだ」という意味なのだろう。一地域委員としては首をひねってしまうが、地域委員会が市長に直結するかくも重要な組織であるのだから、今後の運営に関して会長会で十分論議を尽くされるよう切に希望する。お祭りが終わり任期があと4ヶ月ほどになったからといって、肩の荷を降ろしてはなるまい。

さて、この回答中に「市長と語る集い」についての今後の方針が記されていることにも注意を向けたい。「初めての試みなのでまず各種団体の代表者、来年度以降は対象や規模を検討する」というものだ。『集い」がこれほどの反響を呼ぶとは予想できなかったのかどうか。
ここで、ささやかな提案を。来年度からはひと月に二回開催し、もっとマメに参加希望者と対話をなさるのは如何だろうか。もちろんノータイで。
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by mukai-message | 2006-08-19 17:29 | ○放 射 能 汚 染