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展覧会「立原道造など四季派詩人を謳う」 〜 墨であらわされた音の世界 〜

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塩谷章子「立原道造など四季派詩人を謳う」 〜 墨であらわされた音の世界 〜
会期 2/11(土)〜 3/26(日)
開館時間 9:00〜17:00 (休館日 毎週月曜日・3/22)
料金 大人200円 子ども100円
長坂郷土資料館(0551-32-6498)

書家 塩谷章子(しおたにあきこ)が墨で謳う立原道造など四季派詩人の世界。
「書の世界では、中国やわが国の古典文学を書くのが一般的です。しかし、ある時 『この詩、素敵でしょ、書いて下さらない?』と言われ書き始めた長田弘さんの詩、『クレーの絵本』に吸い寄せられ、手に取った谷川俊太郎さんのひらがなの詩、「あんた、わしの詩が書けますか?」という挑発にのって書いた長谷川龍生さんの詩・・・というふうにさまざまな詩や詩人との巡り会いによって、現代詩を書くようになりました」(開催によせて チラシより)

長坂郷土資料館所蔵 四季派書庫について
資料館併設の「四季派書庫」は、堀辰雄研究者、小久保実氏の蔵書からなる文庫。雑誌「四季」(堀辰雄編集 昭和8年創刊)に集う詩人・文学者に関する単行本・雑誌など約5万冊は、近代日本文学を研究する上で欠かせないものばかり。申し込みによって閲覧できる。

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by mukai-message | 2006-02-28 11:43 | ▷市民・議会・地方自治 | Comments(0)

防災 一地域委員として考えること

自然だけが躍動し、人は慌てふためくだけ……の北杜市にならないように望む

2月23日に開催された講演会は長坂地域委員会が主催したものだが、東海地震にせよ活断層型地震にせよ、その影響は市全域に及ぶ。(記述 1/32/33/3
北杜市は山梨で最大の面積を持つ市である。市内には糸魚川・静岡活断層に近い地域や、地形的に危険な急傾斜地が多い地域もある。また、近年農地転用後、業者によって造成される宅地が目立つが、元田圃だった土地は液状化現象が起きやすいことが以前から指摘されている。
地震による被害の程度は地理的条件のみでなく、生活条件によっても差が出る。乾燥しやすい冬期に、耐震装置のない薪ストーブが多くの家庭で用いられている地域もあり、その多くは山林の中にある。山林地域は、コミュニケーションが取りにくい別荘が数多く点在する場所でもある。市や市民が万全の備えをしたとしても、季節によっては、滞留旅客への情報提供や避難場所確保には多大な困難が生じるだろう。

このような状況の下、北杜市としても、市全域の住民・別荘客に十分な防災情報が行き渡るような仕組みづくり、そして各町・各地域における効果的な防災グループワークが早急に実施できる体制づくりが求められていると考える。

なお、このエントリーは近日中に「市長への手紙」として送るつもりである。
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by mukai-message | 2006-02-27 09:00 | ▷地域委員会等 2005-06 | Comments(4)

長坂地域委員会主催 講演会 北杜市の地震危険と地域の防災 3/3

     講演より「糸魚川・静岡構造線の東に、まだ十分な調査がされていない釜無川断層がある」
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阪神・淡路大震災時の要救出者3.5万人のうち、2.7万人(約8割)は近隣住民や家族等により救出されたという。北杜市では、「市対策本部すら大混乱して救助どころではなくなる。助けが来ないのが問題」と指摘する講師の吉井博明さんは、「自力が8割、救援は2割」と断言する。事前に自力をアップする必要がある、とも。

防災グループワークについて
できれば同じ地域に住む数人でひとつのグループをつくり、自宅、職場、近所、救出現場、病院などでの様々な状況設定と質問、グループでの検討を通してイメージトレーニングをするのが、地域の防災力を高める上で有益だという。
エピローグ ああ、新住民よ!
講演会の後、短時間ながら質疑応答となった。その折に二人ほどの質問者が、堂々とこう述べ立てたのはいささか驚いた。
・「問い合わせたら、近くに公民館があるのに避難場所は小学校だと聞いた。クルマで行くにしても遠いので困る()」 
・「町に毛布の備蓄はどれくらいあるのか。身の回りの物くらいは自分でリュックに詰めるが、毛布までは大変なので、ぜひ行政にお願いしたい」
吉井講師が、あれほど各被災地における豊富な例を基に「自力8割」の必要性を強調したというのに、である。「分かり易い講演だったのに、何を聞いていたのかなぁ。あの人たちってどういう人だと思う?」と、近くにいた知人に聞かれて、私は口ごもりながら答えた。「 "しんじゅ〜みん" ーーたぶん、引っ越してきて1、2年でしょう」

北杜市全域が地震防災対策強化地域に指定されてすでに数年経過している。いかなる住民にも別荘人にも、災害は等しく降りかかって来ることを忘れてはならない。

  地震の際はクルマに乗って移動しないこと。これは、どこの都道府県・市町村でも常識だ。公民館は当該地区の区員が運営しているもの。たまたま近くの公民館が避難場所に指定されていないのは、防災上問題があるのでしょう。
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by mukai-message | 2006-02-26 19:15 | ○放 射 能 汚 染 | Comments(2)

長坂地域委員会主催 講演会 北杜市の地震危険と地域の防災 2/3

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以下は、講師吉井博明さんの資料の一部の引用(まとめ)です。 
[ 北 杜 市 突 発 東 海 地 震 に よ る 被 害 想 定 ]
a. 震度分布       地盤が悪いところで震度6弱、他は震度5強 
             ※大きな揺れが長く続く
b. 液状化危険      ほんの一部
c. 急傾斜地崩壊危険   危険大の箇所は16、危険中が52、危険小が37
d. 地滑り発生の危険性  危険度中が1箇所のみ
             ※急傾斜地・地滑りが多く、20箇所になるかもしれない
e. 建物被害       全壊率1.0%(18棟)、半壊率4.7%(1,229棟)
             ※火災発生はないと予想される。
f. 人的被害(死者数)   死者2名、重軽傷者123名
g. 道路被害危険度    ところどころに発生(県南部では孤立地区多数発生)
h. 河川被害(天然ダム) (北杜市については記載なし)
i. 断水率          2.9%
j. 停電率          5.8%
k. LPガス機能支障率    4.7%
l. 一般電話 通話支障率    0.5%(輻輳ーふくそうーは別)
その他          時期によっては、多数の滞留者・帰宅困難者が出る恐れがある。ライフライン(電気、水道、ガス、電話)被害も数%出るかもしれない。 

吉井さんのコメント「北杜市での問題は、助けが来ないこと。自力でやる必要があること」
_____________________________________________________________________
*~* これは東海地震のみの被害想定だが、数字だけに惑わされてはならないと思う。被害の程度は季節的条件、家屋の形状や土地の性質、天候状態、河川の状況その他の条件によっても異なるはずだ。図書館で調べたり、地域の人の話を聞いて、自分の土地の履歴や過去の災害状況を確認しておきたい。防災への心構えは、おのれを知り、地域を知ることから出発すべきだと思う。          〜 明日へと続きます〜  
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by mukai-message | 2006-02-25 20:22 | ○放 射 能 汚 染 | Comments(2)

長坂地域委員会主催 講演会 北杜市の地震危険と地域の防災 1/3

(場内には、各町消防団の姿が目立った ・ 写真はクリックすると拡大します)
    

自画自賛でなしに、これは極めてタメになる講演会でした。
講師の 吉井博明さん は、高校生だった昭和34年9月、伊勢湾台風に襲われた名古屋で被災されたそうで、こう語っています。「地元では『紀伊半島を越えて来る台風なんて絶対にない』と言われていました。地震について言えば、学者が『どこにでも起きうる』と言っているのに、人々はそれを信じません。神戸でも、中越の時にもそうでした。山梨はここ20〜30年間大地震はありませんでしたので、かえって危険なのですよ」

吉井さんは、文科系の地震研究者という珍しい存在。それだけにお話は、専門用語の羅列も少なく分かり易い。特に災害各地の現場での事例について、また行政と住民の対応のあり方について非常に示唆に富む内容でした。「北杜市の地震危険と地域の防災」と題されたお話の概要は以下の通りです。
  北杜市の地震危険
 (1) 海溝型 東海地震など      (2) 活断層型 糸魚川・静岡構造線など

  新潟県中越地震に学ぶ
 (1) 被害の概要           (2) 自治体及び住民等の対応

  北杜市の地域防災力をどう高めるか ー まず何から始めるか ー
 (1) 大災害とは何かを理解する    (2) 大災害に対応できるようにするための方法
 (3) 防災グループワークという手法  (4) 防災グループワークの効用

_________________________________________
*~* 「この辺りは岩盤が堅いから、大地震の心配はない」とか「東海地震は沿海側の問題だ」とか「東海地震は予知可能な地震だから大丈夫」と思っていて、軽い気持ちで参加した人には非常にショッキングな講演だったかもしれません。私は、以前県主催の防災ボランティアの集まりに出た時に、「東海地震は北と西に震源域が広がっているため内陸型、つまり山梨県直下型地震となること」また「これは、1940(昭和19)年に起きた東南海地震およびその10年後の南海地震と関連する可能性があり、さらに全国でも危険度トップクラスの糸魚川・静岡構造断層帯が近くにあること」を学びましたので驚きませんでしたが、今回の講演は、「何がどう起こりうるのか」を知り、「どのような事態を想定して、どう備えればよいのか」を具体的に実践しようという気持ちにさせてくれるもので有益でした。
あなただって、いい加減な知識のままで被災した挙句ひたすら救助を待つくらいなら、十二分に備えて、できれば人々を助ける側にまわりたくはないですか。

〜 明日は、記憶に新しい小千谷市(人口42,000人)の例を基にして北杜市に起こりうること、自分にできうること、それからーー "ああ、新住民よ! " です〜
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by mukai-message | 2006-02-24 18:00 | ○放 射 能 汚 染 | Comments(6)

咲いた! 春を呼ぶ福寿草一輪

(写真はクリックすると拡大します)
    

二週間程前に隣町大泉から「一輪咲いたぁ」という花便りがあって以来、小泉ではまだか、まだかとそわそわしていた。なにせ福を招く縁起の良い花だ。旧暦の正月も過ぎたし、これが咲かないとめでたさも物足らないではないか。

本日2月23日快晴の朝、やっとお目文字叶ったこの一輪。ほら、輝いている。
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フクジュソウ(福寿草 別名 ガンジツソウ) キンポウゲ科 フクジュソウ属  Adonis amurensis
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by mukai-message | 2006-02-23 10:56 | Comments(6)

詩人、茨木のり子さん ひっそりと逝く

c0041095_1327258.jpg駄 目 な こ と の 一 切 を  時 代 の せ い に は す る な  わ ず か に 光 る 尊 厳 の 放 棄
自 分 の 感 受 性 く ら い  自 分 で 守 れ  ば か も の よ
 

時代は変わっても、この詩の一節は今も心に響く。「自分の感受性くらい」ーーあまりにも有名なこの詩に初めて出逢ったのは、30年ほど前だったか。この度(19日)訃報に接し、書架にその詩集を探したのだが見当たらない。時の流れの中に自分の言葉を見失ってしまったようで呆然としている。

茨木のり子さんーー1945年、終戦の年に「はたち」だった人。そのころの想いが結晶となってこの詩が生まれるまでは、長い歳月だったという。「もはやいかなる権威にも倚りかかりたくはない ながく生きて心底学んだのはそれぐらい」(詩集「倚りかからず」より。)
その79歳の生涯を偲びつつ、「言の葉さやげ」(茨木のり子初エッセー集 出版 花神社・新装1981)をこころ静かに読み直してみたい。
__________________________________
詩人、石垣りんさんが84歳で亡くなったのは2年前の暮だった。「崖」という詩、ご存知ですか? 
戦争の時代を生きた自分と対峙し、詩を通してその想いを表してきたひとたち。私が彼らを好きなのは、二人とも権力と反対の位置に居て、決して猛々しくなることなしに日常の暮しの中から言葉を紡ぎ、人々にやさしく語りかけていた姿勢に惹かれるからだ。
あの戦争の時代は遠ざかったけれど、それと共にこういう詩人たちの魂も遠のいてしまいそうな今、せめて彼らの想いを受け継ぎたいーー「豊かになったものの、どこかカラッポ」な、戦争を知らない世代の一人として、そう願う。
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by mukai-message | 2006-02-22 13:38 | ○放 射 能 汚 染 | Comments(4)

北杜市小淵沢 地域委員会委員 募集中!

小淵沢町との合併は3月15日。あと22日です。市では、合併後設置される「北杜市小淵沢地域委員会」委員の募集を行っています。
   募集期間  平成18年2月20日(月)〜3月17日(金)  
        ※詳しくはこちらから 関連サイトに入ってください。

 *~* 前例として、決定公募委員数は原則男性2名、女性2名(例外は武川町の女性4名) 。長坂町では2.75倍と決して低くもない倍率だったようです。町で活動されている方々、市政参加のチャンスですよ。4月には揃ってお会いできるでしょうか。楽しみです!
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by mukai-message | 2006-02-21 16:35 | ▷北杜市 2005-06 | Comments(0)

痛いか、痒いかこの記事「無関心、都市住民にも責任 エネルギー浪費、自省を」

山には産廃、海には原発。この手の施設はみな貧しく弱い地域にやって来る。それが分かっていても直接見えないから、水と食料と電気のことを考えもせずに、ニッポンの大都市住民はのうのうと "豊かに" 暮らせるのだ。
農山村地帯が合併したらすぐ「都市計画」するのって "どこか妙" な気がしませんか。そして、山間や海辺の町村から都会に出て行くと、みんな都市住民になって澄まし顔でいるというのも "なんか変" な感じがしてならない。とかく田舎暮しは痛痒い。

(写真はクリックすると拡大します)  
 
記事 毎日新聞 2006年2月15日 東京朝刊 記者の目:「原子力半島」化が進む下北=小山由宇(青森支局)

More(記事のリンク期間を考慮して、以下に全文を引用)
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by mukai-message | 2006-02-21 12:27 | ○放 射 能 汚 染 | Comments(6)

「気候大変動 Cllimate in Crisis」 見た?

10年ほど前は「地球温暖化? 国からの研究費が欲しい連中が主張しているようだが、何の証拠があるのか」と声高に主張する学者もいたのですが、最近ではそういう声をあまり聞かなくなりましたね ーー 二晩続けて放映されたNHKスペシャルを見ながら、そう感じていました。

京都新聞電子版 によれば、「学生らが省エネの実践呼びかけ  京都議定書の発効1周年 2006年2月16日(木) ※」ということ。この記事を見ると、環境運動において「できることから始めよう」がスローガンになって久しいのに、それさえまだよちよち歩きの段階なのだと思わざるをえません。「アイドリングストップ」「電気をこまめに消す」「ゴミになるものを買わない」程度の容易なことすら守れない人間よりも、環境破壊のスピードの方がよほど迅い、速い! それでも、こうやって若者が行動している姿を見かけるとうれしくなります。京都発のかけ声が、四方八方に飛び火して、環境創造都市北杜市にも届いてほしい (^^)v。

「あ〜あ、昔は良かった」などと、すでに過ぎ去った価値にしがみつく老人に未来は背負えない。若い感性と実行力に期待するしかないな……。 

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More(※記事の引用はこちら)
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by mukai-message | 2006-02-20 16:12 | ○放 射 能 汚 染 | Comments(4)